社会人のバーンアウトの発症リスクと大きく関係しているのが、職場の環境です。
かかるストレスが控えめで安心して働ける職場がバーンアウトと無縁とは限らないものの、基本的にはブラック企業のような問題のある職場や、ストレスがかかりやすい職場ほどバーンアウトを発症するリスクは高まります。
バーンアウトを引き起こす代表的な要因として挙げられるのが、長時間労働などにより仕事量が増えることです。仕事量が度を越している状態であればしっかり休息するのは難しく、いずれ心身のバランスを崩す可能性大です。ブラック企業のように、長時間労働せざるを得ない日が多い職場では心身が休まらないので、転職を検討するのもよいでしょう。
仕事量以外の理由でストレスがかかりやすい職場も危険で、代表的なものとしては人命を扱う病院、高齢者など日常生活に苦労している人をサポートする介護施設などが挙げられます。
これらの職場に限らず、何らかの理由で常にプレッシャーを感じながら仕事をこなすこととなる職場は危険です。
ノルマが存在しており上司からの圧力を感じやすい、職場の人間関係に問題があり精神的にまるで休まらない、などの特徴を持っている職場で働き続けると、バーンアウト発症のリスクは高まります。
ある程度のストレスは人体に必要な存在ですが、度を越したストレスはバーンアウトや他の病気の発症を促す危険性があるので、できる限りストレスを感じにくい職場を見つけるのが理想です。